こんにちわ、もっくん(@mokkun7_ep)です。
細かく書くとまた滅茶苦茶長くなるので、法規や内規などの小難しいことはほぼ書かずにかなりあっさり目に書こうと思います。(画像はあとでつけられたらつけます
それでは行きましょう。
パチスロチェインクロニクル(チェンクロ)
目押しによるペナボナ回避第一弾機種、パチスロチェインクロニクル(通称チェンクロ)。
ペナボナ入賞時(及び消化中)の液晶画面、チェンクロ学園は本機種を皮肉する代名詞ともなっていた。
そもそも、なんでペナボナなんて搭載した機種を出すの?
低ベースを実現するためです。
そう、この頃のAT機は基本的に約50G/50枚の機種となっていた。
そんな中チェンクロは約39G/50枚と約10Gほどもベースを落としたAT機として登場!
50G回る高ベース機にくらべ、低ベース機はメリハリのある出玉を実現できるのがメリット。
しかし、このメリットは世間一般には浸透しにくいものであり、また、サミー特有の初打ち時はなにをしているかどう楽しめばいいか難解な仕様、そしてペナボナ入賞可能性(チェンクロ学園)というデメリットのみが浸透したことにより、稼働&評価ともにお世辞にも高いとは言えない、いやむしろ低いまま多くのホールから消え去った。
しかし、実際には低ベース化による出玉のメリハリ、内部仕様の面白さ、叩きどころなどなど、スロットとしてはとてもよくできており、ましてや低ベースAT機しかない状況の中では群を抜いて人気が出てもおかしくない出来の機種だったのだ。
しかしサミーは諦めない。
スロットの楽しみとしては高ベースよりも低ベースの方が圧倒的に高いことは間違いない!(低ベース機が当然となっている今の現状を見てもそれは正解だったことを指し示している!)
その気持ちは次のペナボナ搭載機種【パチスロ蒼天の拳朋友】へと引き継がれる。
パチスロ蒼天の拳朋友
目押しによるペナボナ回避第二弾機種、パチスロ蒼天の拳朋友。
なんとこの機種は【通常時は目押しによりペナボナ入賞を回避(低ベース実現32.9G/50枚)】と【AT中はペナボナがリアルボーナスとして機能する出玉要素】として登場した!!
どういうこと?
スロットの醍醐味である【ボーナスを目押しで揃える】ことを、AT機で実現。
スロットを打っていて、このボーナスを揃える瞬間ってある意味一番気持ちのいい瞬間の一つだと思うんですよね。
サミーはわかっている!疑似遊戯や疑似ボーナスではない、このリアルなボーナスの入賞の気持ち良さの重要性を!
さらに、本機種では初代さながらバトルボーナスにより最高89%継続でリアルボーナスの即連を実現!!
攻撃すれば(または耐えれば)、ボーナス入賞→攻撃すれば(または耐えれば)、ボーナス入賞→…
うおお、めちゃくちゃ面白そう!!
そう、面白いのだ。
しかし、パチスロ蒼天の拳朋友は忌み嫌われ、ホールから早々に姿を消した。
その理由はしっかりとある。個人的に思う最大2台原因はこちら。
通常時ペナボナ入賞…チェンクロと同様。に加え、ペナボナ図柄の多さ、さらに蒼天の拳朋友では天井までのG数がリセットされるというデメリットが追加!!
これは意地悪とかじゃなくて、有利区間を最大限使える状態のための策の一つなのだが、結果的にはイメージの悪さを際立たせる失策であった。
上位AT天授の儀…通常であれば嬉しいはずの上位AT突入。しかし本機では通常のバトルボーナスの方が継続率管理による面白さと出玉増加スピードが高い。
天授の儀はセット数管理となり、その89.5%が3セット以内。その後通常時同様のコイン持ちの引き戻しCZで天授の儀に再突入…という流れになる。
1セット…24.5%
2セット…35.1%
3セット…29.9%
4~12セット…各0.8%
13~19セット…各0.5%
20or21セット…各0.2%
これがまあダラダラダラダラと増える形になるんですよ。有利区間もダラダラダラダラなくなっていくんですよ。上位ATに入った方が嬉しくない楽しくないAT…。
有利区間のG数制限の影響を受けないための天井仕様は、何にも代えがたいほどの低評価と稼働低下の原因となった。
天授の儀は置いとくとして、この機種の仕様の面白さ、ボーナスの面白さを吹き飛ばすには十分なデメリット。
何度『天井なんてなくてもよかったのに』と思ったことか。
※なかったらなかったで文句は言われるけど、こんな形の悪評にまではならなかっただろう
しかしサミーは諦めない。
スロットの楽しみとしては高ベースよりも低ベースの方が圧倒的に高いことは間違いない!リアルボーナスの入賞の気持ち良さは何事にも代えがたいほど素晴らしい!!
その気持ちは次の(ペナ)ボナ搭載機種【PSO2(ファンタシースターオンライン2)】へと引き継がれる。
PSO2(ファンタシースターオンライン2)
目押しによる(ペナ)ボナ回避第三弾機種、PSO2(ファンタシースターオンライン2)。
蒼天の拳朋友に引き続き【通常時は目押しによりペナボナ入賞を回避(低ベース実現32.9G/50枚)】と【AT中はペナボナがリアルボーナスとして機能する出玉要素】として搭載、さらには【通常時のペナボナ入賞の実質無効可によりペナを無くすこと】を実現した!
※もちろん不評であった天井リセット仕様はなし(通常の消化G数天井)
どういうこと?
忌み嫌われ続けたペナボナ入賞。
ほぼ現状維持の出玉が規定払い出しまで延々と続く無抽選状態。
しかしペナボナは低ベースにおける出玉試験突破(世の中に製品として出すOKを貰う試験)のためには必要不可欠な存在。
そこでサミーは考えた。
通常時ペナボナを入賞してしまった場合でも、特定図柄入賞指示通りに打つ(JAC入賞)ことで、通常時と同様のベースとAT抽選と天井までのG数減算の継続を可能としたのだ。
通常時ペナボナ
→目押しで入賞を回避がベスト
→もしも誤入賞してしまっても、指示通りに打てばペナルティの発生無し
当然、回避するためにも、指示通り打つためにもある程度の目押しは必要となるのだが、様々な機種で忌み嫌われてきたペナルティ状態の実質非搭載を実現したのがPSO2だ。
皆が良く知っているであろうリノなどの機種でも同じだが、この手のボーナスは成立したJACを回避してJAC内部成立状態のまま消化することにより払い出しの多い状態でボーナスを消化することが可能。
逆に言えば、JACを入賞させてしまえば多くの払い出しを得られない状態で消化が進む。これをペナルティ無効に活かしたわけだ。
言われたらわかるけど、この発想を思いつくのは天才のそれ以外に言葉が思いつかない。
そしてPSO2では蒼天の拳朋友とは違い
- BIG BONUS:リアルボーナス3回消化(約200枚獲得)
- REGULAR BONUS:リアルボーナス1回消化(約75枚獲得)
という形でノーマル機風BIGとREGを採用。
これによりCZ成功でBIGorREGという楽しみ方ができるスロットになっており、CZの連続性で自力でボーナス連荘を射止めていく自力感満載の4号機時代のボーナスストック機を彷彿とさせるスロット仕様を実現させている。
どうしても通常時(CZ)→ボーナスと繰り返すことの弊害として、有利区間制限1500Gの影響で2400枚出る前に終わってしまうのが弱点と言えば弱点なのだが、今作で目押し入賞ペナボナ搭載低ベースの弱点は全て無くすことに成功をした、と言っても過言ではないだろう。
サミーは諦めなかった。
出玉試験を通す、低ベースの、実質ペナなしの、リアルボーナスの入賞が可能なスロットの完成形の一つがこうして出来上がったのだ。
そしてこの仕様は次の(ペナ)ボナ搭載機種【パチスロガメラ】へと引き継がれる。
パチスロガメラ
そして目押しによる(ペナ)ボナ回避第四弾機種、パチスロガメラ。
PSO2に引き続き【通常時は目押しによりペナボナ入賞を回避(低ベース実現33.6G/50枚)】と【AT中はペナボナがリアルボーナスとして機能する出玉要素】として搭載、さらには【通常時のペナボナ入賞の実質無効可によりペナを無くし】ている。
パチスロガメラは、6号機規定のノーマル機では再現不能なBIG平均560枚という獲得枚数を搭載したノーマル機風スロットとして登場。
高確状態などにより(通常バトル目やハズレ目?)からのボーナス確率の変動はあるが、ボーナスの多くは成立フラグによるボーナス当選を採用【75%超(設定1)】することにより、打感は限りなくノーマル機のそれに近いものとなっている。
完全技術介入により102%のためD(ディスクアップ)の遺伝子などと謳われているが、実際にはP(PSO2)の遺伝子が正しいことは本記事を読んできた方は理解ができると思います。
レバーオンによりボーナスフラグが引ける1回転毎の楽しみ、1BIGで平均560枚(引き次第では1000枚オーバーも可!)を引ける楽しみ、ボーナス確定=リーチ目の気持ち良さ、今までありそうでなかった良バランススペック!
中身の仕様的なものはPSO2と同様のため、本項目では状態別にリアルボーナスがどのように動いているかを簡単に説明します。
よくわからない方や興味のない方は別に飛ばしても構いません。
- リアルボーナス(右下がりバー揃い)…ボーナス消化中以外は高確率で成立(1/5くらい?)
- 130枚以上の払い出しで終了
→液晶指示通り打つ=ボーナス中JAC入賞…通常時と同等のコイン持ち&ボーナス抽選&天井G数減算
→液晶指示無視=ボーナス中JAC非入賞…13枚役獲得確率アップ(コイン持ちアップ)&ボーナス無抽選(冷遇?)&天井G数減算ストップ
→白もや時赤7狙いで打つ=ボーナス中JAC非入賞…ナビ成立でJAC/リプレイ/チェリー成立以外は13枚役を高確率で獲得(純増約90枚)
→白もや時赤非7狙いで成立JAC入賞(右下がりバーガメラバーなど)…8回小役入賞or12Gの純減区間…かな?とにかく正しいボーナスとしての純増を得られない
REGと同様。
ペナがどうこうと今だに間違った伝わり方もされやすい本機種。
しかし実際にはこういった歴史を知れば、実質ペナ無効化されている状態でしっかりとリリースされていることがよくわかるかと思います。
▼ガメラの個人評価記事はこちら
さて、チェンクロ→蒼天→PSO2…と進化してきたわけですが、そこから別の道へ進化した機種もあります。正確には別物と言った方がいいのでしょうが、JAC入賞の使い分けなどの概念から亜種であると個人的には思っています。
それが、チェンクロ→蒼天→頭文字D!!
PSO2ではペナボナ入賞時のペナ無効化をしていますが、頭文字Dではペナボナ入賞=CZ高確率状態へと使用するという驚きスペックとなっています。
頭文字D
頭文字Dは、ペナボナ(増えないボーナス)をあえて入賞させるという変則スペックを搭載。つまり前項の機種たちとは真逆の方式。
頭文字Dにおける打ち手側のペナボナ(増えないボーナス)はドリフト目がその役目を担っている。とは言ってもこれはペナルティ状態に突入する役割は一切ない。
※前項機種たちとは違い、高確率での成立もしていない
通常時は必ず入賞し、コイン持ちは通常時と同様で、CZ高確率状態として遊技をすることとなる。
純増枚数のあるリアルボーナスが無抽選になる変わりに、CZ優遇状態にすることで一定の出率を確保した遊技を可能としているわけだ。
そしてAT中のドリフト目は完全ナビにより、通常時よりも早く消化が終了するため、相対的にリアルボーナスの抽選確率があがるという素晴らしい謳い文句まで実現。
逆転の発想もここまでくると変態のそれである。
ただし、あまり目立って言われることはないが本機種には打ち方を間違えるとペナルティ状態に突入する可能性がある。
一番多く滞在しているであろう通常時(ドリフト目消化中除く)にペナルティの発生の心配することなく自由に打てるというところが、チェンクロなどとの大きな違いですかね。
だからあまり目立って言われることもないのかなと思います。
通常時は打ち方自由、ボーナス中のみJAC回避の打ち方が必要になるというのは、ボーナス連荘スペックのリノなんかと同様ですね。
これ以上仕様についてはややこしくなるだけなのでw詳しくはここでは書きません。
気になる方は詳細解説考察【期待値にゆられて~パチスロで稼ぐ!~さん】の【スロット イニシャルD】解析 仕組み 打ち方 ボーナス察知 まとめを見てみてください。
ご存知の通り、頭文字Dの評価は高い。
ボーナスを引く、レア役を引くというスロットを打っている感を存分に感じられる作り。
出玉の肝の部分であり気持ちのいい部分であるAT中はボーナス確率がアップするというおまけつき。
サミーは考えた。
出玉試験を通す、低ベースの、リアルボーナスの成立のレバーオンが熱くなれるスロットの完成形の一つがこうして出来上がったのだ。
そしてこの仕様は次の【コードギアス反逆のルルーシュ3】へと引き継がれるのです。
コードギアス反逆のルルーシュ3…リリースが今から待ち遠しいですね!
~終わり~
コメント
も、猛獣王…
それはさておき、素晴らしい記事でした!
パチはともかく、サミーのスロは良台だぞって言い続けてきたのは間違いじゃなかった…!